久方ぶりの更新、あまりに開き過ぎて更新方法も忘れてるくらい逆に新鮮な感覚。
作る意欲が失われたというか、手が動かないというか。
いくつもの季節が行きすぎました。
こんな場合あえて近づかず避けるように遠ざけて、
そのうちどうしても作りたくなるまでほっとくしかないのでしょうね。
その間はいろんな仕事で糊口を凌ぎつつ。
さて、先月一杯まで取り掛かっていたのが「ジオラマリニューアル作業」のお仕事。
大阪茨木市にある川端康成文学館のジオラマのリニューアルに合わせ「参加型のワークショップで一緒に直しましょう」という企画。すべてワークショップでこなすことはできませんが、主だった樹木を参加者の方に修復していただくことができました。
黙々と痩せ細った樹木に葉(着色スポンジ)を盛る作業、
「いつまでこんなことさせんねん!」といった苦情が出ることを覚悟しておりましたが、
あにはからんや、結構皆さん楽しそうに作業をしてくださるのです。
ネットを見て来られた方が殆どで大半が女性、驚くべきことに女子大生まで!
部屋の間違い?と思ったらさにやらず、どうやら最近若い女性が各地の文学館などに脚を運ぶケースが多いとのこと。原因は往年の文学者をイケメンキャラクターに描いたゲームによるもの。

「
文豪とアルケミスト」より川端康成
確かに美形キャラですね

上が開いたオープンタイプのジオラマなのでホコリ、傷みが出やすいのです。


修復した樹木を植えます。
ワークショップは終了しましたが貴重な体験でした。
川端康成文学館